薄いブルーの地色が涼しげで素敵ですが、それをさらに引き立てるのは流水と四季の花々の文様です。「流水」の文様は穏やかな小川の流れを表現しており、水の音が聞こえてくる様な、清涼感が魅力的です。止まることなく流れ続ける水には、「穏やかな人生が変わらずずっと続きますように。」という願いが込められ、永遠を意味しています。小川の近くに咲いている花々が表現するのは四季。春の新たなスタートを感じさせる「八重桜」や魔除けの意味がある「菊」、そのほかには夏の「カキツバタ」、秋の「紅葉」、「桔梗」などが描かれています。そよ風に吹かれたかのような、花びら、花や葉に動きが感じられる描き方になっており、見た人を涼しい気持ちにもさせるデザインです。着物は夏用の単衣仕立てとなっており、快適に着物でお過ごしいただけます。着物の生地に合わせて半衿は透け感のないもの、長襦袢は夏の薄物をセットにお付けします。快適な着物時間をお楽しみください。