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熨斗が風になびくような、動きを感じさせるデザインが魅力です。たくさんの熨斗を束ねている形から「束ね熨斗」と呼ばれており、長寿を願い神様に奉納していた熨斗アワビが原型と言われます。それが時代とともに進物に添える現代の熨斗に変化していきました。そんな熨斗を人生のように長く、華やかにまとめた「束ね熨斗」には幸せに長生きして欲しいという願いが込められています。そしてその上に大きく描かれているのは「兜」。戦国武将の象徴である「兜」は身を守るだけでなく、どれだけ権威や強さを持っているかを表すものでもありました。そんな武将のように実力やリーダーシップを持った大人に成長して欲しいという願いが込められています。また降り注ぐ災いから身を守る意味もあり、現代でも男の子にとってお守りのような存在です。「宝尽くし」と呼ばれる文様も描かれます。「隠れ蓑」は災いから身を隠し、ふっくらとした巾着型の「金嚢」や重さを計る「分銅」は富と表すもの。どれも幸せな人生を助けてくれるアイテムとして描かれています。ダイナミックで古風な産着をお楽しみください。