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正絹の上質な肌触りが品格を感じさせ、描かれる文様は古風で幸せを願うものばかりです。大きく羽を広げて飛ぶ「鷹」には、幸せな人生を送って欲しいという家族の願いがよく表れています。その鋭い「鷹」の目のように先まで見通し、物事の本質を理解できる大人になって欲しいという願いや、大きく力強い爪のようにチャンスをしっかり掴んで欲しいという願いが込められています。縦にまっすぐ伸びる「竹」は繁栄を意味する吉祥文様であると同時に、空に向かって実直にぐんぐん大きくなることから健やかな成長を意味しています。現代では相撲の行司が使っている「軍配」は、元々は戦国時代に戦いを指揮する武将が使っていたものです。当時の武家に生まれた男の子は、強くたくましい武将に成長することが願われていました。現代でも元気にすくすく成長し、飛躍の人生を歩んで欲しいという親の願いは変わらないものです。古風なかっこよさのある産着をお楽しみください。