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生まれたばかりのお子さんの純粋無垢な姿を表したかのような純白の産着には、地紋に使「紗綾形（さやがた）」が織られています。卍を斜めにつなぎ合わせた連続文様で、古くから女性の衣装に使われてきた歴史と品格があります。そこにさらに華やぎを加えるのは優雅に羽を広げて飛びつ立つ「鶴」です。日本人にとっておめでたい文様として馴染み深い「鶴」には、どんな意味があるかご存知でしょうか。まず「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように長寿の象徴です。そしておめでたいことが起きる前兆として現れるとともに、その純白の羽や立ち姿、飛び姿が美しく、幸運をもたらす瑞鳥とされます。お子さんが将来鶴のように高く大きく飛び立ち、飛躍の人生を歩めますようにという思いも込められています。さらにこちらの産着の魅力は、鶴の刺繍が金、赤、白というシンプルでおめでたい意味を持つ色で描かれているところです。細かな刺繍で羽のしなやかな様子や足先まで美しい姿を表現して、お子さんの誕生への喜びを感じさせる上品な産着です。