妖艶な夜桜景色。白いぼかしのラインは、桜の精を表しているのでしょうか。日本のブライダルシーンを牽引し続けている「桂由美」の訪問着、“光彩”です。パリコレ等で世界に名を轟かす彼女がデザインするお着物は、伝統的なそれとはまったく違うものになります。夜会着のようにドレッシーでレーシーでセンシティブで。きっと、ひと味もふた味も違う着物姿が味わえます。ダイナミックなデザインとは裏腹に、咲く姿はとても繊細な桜。桜は日本人にとって、特別な存在として、古くからとても大切にされてきました。出会いや別れ、新たなステージへの希望にあふれ、同時に儚ささえも感じさせます。また、寒い冬を耐え乗り越えて、美しい花を咲かす。私たちに力強さや生命力を与えてくれる存在でもあります。そんな桜をモチーフにしたお着物は、いわばお守り的な役割を担ってくれますので、大事な場面での着物姿に持ってこいです。パーティーや祝賀会など、ドレスアップが必要なときには特におすすめですし、ドレス姿に見劣りしない艶やかさも十分にあります。すっと背筋を伸ばした、夜桜のような凛とした立ち姿がぴったり。ばっちり着こなして、周りの視線を集めてくださいね。