「YUMI KATSURA」の訪問着、タイトルはその名も「雪月花」。静かな雪の夜、しんしんと降る雪に、月の光に淡く照らされる妖艶な桜。そんな情景が、鮮やかに目に浮かぶ一着です。すぅっと引き込まれていきそうな世界観に、魅了されます。絞りや色ぼかし、刺繍や金彩加工を駆使して、抒情的な雰囲気を出しています。日本の伝統文化が衰退の一途をたどっている中、「YUMI KATSURA」はデザインに友禅などの技術を取り入れ、パリコレをはじめ世界のファッションシーンに発信しつづけています。昼間見る桜と、夜見る桜は、どうしてこうも違って見えるのでしょう。ありふれた表現かもしれませんが、桜の精が宿っているとしか思えません。太陽の光を受けたときと違い、月の光を浴びて青白く光る様子が美しく描かれています。背景に薄く描かれた雪持ち芝が、静かに降り続く雪の様子をリズミカルに表しています。ご自身が主役の会や、ここぞというときのお衣装に。大人っぽく艶っぽく仕上げたい時に、もってこいの訪問着です。注目の的になること間違いなしです。「YUMI KATSURA」の着物を着ている、という自信も一緒に身にまとっていただけます。