爽やかなブルー地に大輪の花が美しく咲く訪問着、心地よい風情を感じられます。コロンと丸いつぼみから大輪の花を咲かせる牡丹の花は「幸福」や「高貴」の意味があり花の中でも百花の王と言われています。また美しい女性の座る姿にもよく例えられていますね。キリスト教の聖母マリアにささげられたとされるユリの花は「純粋」「無垢」「純潔」の意味があり、風に揺れる姿が美しいことから女性の歩く姿にも例えられていますね。「王侯に相応しい壮麗」さを持つとされる菊の花の語源はギリシャ語のchyros（黄金 ）anthos（花）が組合って出来たとされています。日本への伝来は平安時代中国より来たとされ、「高貴」「高潔」「高尚」の意味があります。また鎌倉時代の後鳥羽上皇がことのほか愛でて身の回りのものに施したことから菊花紋章（十六弁八重表菊紋）として天皇および皇室の紋となりました。菊の色によっても意味があるようです。黄色の菊「いつも満たされる」赤の菊「社会への愛」大菊「あなたを心から愛します」白菊「真実を求める」紅色菊「ダイナミック」ポンポン菊「嬉しい夢」など素敵な意味が込められているのがわかります。