落ち着いたニュアンスカラーが上品で、シンプルにすっきりと装えます。着物地の落ち着いたピンク色は「浪花鼠(なにわねず)」と呼ばれる、淡く渋い紅色のことです。鼠色というシックな色に紅みを含ませて味わい深く仕上げるあたり、日本特有の美意識を感じます。そして着物の裾は「白銅色(はくどういろ)」という、金属の白銅の色のようなわずかに青みを含んだ灰色が使用されています。ピンク色に合わせることで可愛すぎずに落ち着いた上品さがあり、年齢問わずに着用していただける装いです。文様の描き方もシンプルで、古典柄である「牡丹」が描かれますが、モダンに仕上がっています。「牡丹」は、姿の美しさと豪華さから「百花の王」とされ、富貴、高貴、幸福を表しています。控えめな可愛らしさを演出できる、馴染みのいい訪問着。結婚式でもパーティでも、シーンを問わずに着用していただける万能な一着です。