とてもシックで、かっこいいお着物です。でも、かっこいいだけではなく、きちんと品良くまとまっています。それもそのはず、ブライダルデザイナーの第一人者「桂由美」のデザインする訪問着だから。世界的に活躍する彼女だからこそ生まれる新感覚のお着物が、多くの着物ファンに選ばれて、喜ばれています。絞りの着物というだけで、十分華やかだけど、辻ヶ花染めともなると、なおさらです。安土桃山時代に最盛期を迎えた歴史ある染めの技法で、江戸時代には友禅染の人気に押されて下火になったこともあったとか。デザイン性の高さから近年再び人気が出て、その名前は広く知られるところとなりました。「辻」とは、道が十字に交わったところのこと。様々な方の人生が交差して、日々新たなドラマが生まれていきます。きっと、この訪問着も、人生の岐路に花を添えて、お祝いしたり、応援したりしてくれる、そんな特別な一着となることでしょう。きらきらとした糸が織り込んであるので、角度を変えるたびに変化する輝きが嬉しい。存在感があるので、ホテルなどでのパーティーでも映えそう。上品かつパンチの利いた主役級のお着物です。