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鮮やかな赤色の着物に、縁起のいい文様が沢山描かれた古典着物です。「赤色」は古くより厄除けの色とされてきました。また太陽の色と似ているとされ、生命力や活力の意味も含まれています。女の子着物で赤色はよく使用されますが、可愛いだけでなく力強い美しさも感じる色になっています。そして、やはり赤色の着物は正統派な印象を与えます。描かれる文様は、おめでたい吉祥文様。「折鶴」は鶴を文様化したものです。「鶴は千年、亀は万年」の言葉があるように長寿を意味します。また純白の羽を持ち、立ち姿飛ぶ姿ともに美しいとされており、高貴さ、誇り高き美しさを表しています。「宝尽くし」は福徳を招く文様です。「打ち出の小槌」は、一生物に困らないように、願いを叶えるものとして。「隠れ笠」は、危険なことから隠れ守ってくれるお守りのような存在。「分胴」は富の象徴とされお金に困らないようにという意味があります。色彩も描かれる文様も、古来受け継がれてきた日本の伝統と格式を誇るものばかりです。伝統的なイベントに相応しい非常に上品な装いに仕上がりました。