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清々しい青みがかった緑色の地に、大きな薔薇の花を描いたモダンな着物です。西洋では愛と美の象徴として、衣装をはじめ様々な装飾で愛されている薔薇。洋花の代表ではありますが、実は大正時代には既に着物の文様としても人気があり、和洋折衷のモダンな着物として、若い女性に好んで着用されていました。現在人気のアンティーク着物にも、薔薇柄の着物や帯を見つけることができます。そんな薔薇が、色は落ち着いた色で、デザインは大胆に描かれています。背景には、絣模様のように縦縞が配され、全体を引き締める濃い緑色と、抜け感を与えてくれる白で、シンプルな構図の着物にめりはりが生んでいます。帯はすっきりと白い地の色を。控えめながら晴れ着らしく金糸も使われ、丸く愛らしい手鞠が織り出されています。筥迫も同じ織地のものですっきりと合わせました。帯揚げ、しごきは、薔薇の葉と色を合わせて赤いもの。小物の色は着物に遣われている色から選ぶとはよく言われることですが、特に、面積の小さな色から選ぶとこなれた印象となるため、モダンな着物にはぴったりの色合わせです。7歳くらいの身長になると、大きな文様の着物も着映えするようになるもの。大胆かつモダンな着物でお姉さんらしく装い、3歳とは違った雰囲気の七五三を過ごされてはいかがでしょうか。