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女の子ならみんな大好きなピンクをふんだんに使ったお着物です。鹿の子文様でニュアンスのあるピンクになっているので、日に焼けてパステルカラーのお着物がいまいち合わなくなってしまったお嬢様にもおすすめです。桜と菊で出来た丸い絵柄は「花丸文」という吉祥文様です。「桜」には「豊かさ」、「菊」には「長寿、無病息災」という意味があり、それらを「丸」＝「完全で終りがない」状態で描いています。つまり、永遠に続く繁栄を意味しているんですよ。このお着物のメインの意匠である鹿の子文様は、その名のとおり小鹿の毛皮の模様に似せたデザインです。シカは古来より神の使いとされており、鹿の子文様には「子孫繁栄」の意味が込められています。可愛らしい鹿の子文様は現代でも大変人気のある文様です。しかし、鹿の子文様を描くにはとても手間がかかるので、昔はたいへんな高級品でした。江戸のころには「総鹿の子は贅沢品である」とされ禁止されていた時期もあるんですよ。鹿の子文様をたっぷりと使用したこのお着物は、きっと超贅沢品として禁止の対象になっていたでしょうね。リッチで可憐なお着物は7歳の節目をお祝いするのにぴったりです。普段からピンクを好まれるお嬢様におすすめのお着物ですよ。