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黒地に松竹梅、そして大きく羽を広げた鶴。おめでたいものを、ぎゅっと詰め込んだ一着です。すごく古典的な柄なのですが、とてもかっこよく現代的。七五三の晴れ着では、赤やピンク、黄色、水色などの明るいお色が人気なので、黒などのパキッとした濃い色は珍しく、とても存在感があると思います。「松竹梅＝おめでたいもの」というイメージは、割と定着しているように思いますが、それぞれの由来ってご存知ですか？諸説あるのですが、一説には中国にそのルーツがあって、それぞれ古来より神秘的な力を持った植物とされてきたそうです。例えば、「梅」。寒さに耐えて、様々な花に先駆けて花を開きます。そのふくよかな香りは、清らかな気品と美しさを象徴しています。また、学問の神様としても知られる「菅原道真（すがわらのみちざね）」も、和歌に梅をよみこんでいます。そんなおめでたい柄に囲まれて、悠々と羽を広げる鶴は、これからの人生を祝福されて自由に活躍するお嬢様を描いているかのよう。勉学に趣味に、多方面で目一杯に楽しんで力を発揮して欲しい。そんな願いを込めてお選びになると、きっと晴れ着が背中を押してくれることでしょう。