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優しいピンク色が女の子らしく可愛い3歳の七五三衣装は、全体に絞り染めが施された総絞りです。絞り染めとは、染色する際に生地の一部を糸でくくり、色が染まらないようにすることで、独特の柄を描き出す技法。こちらの衣装に施された絞り染めの柄は「鹿の子」と呼ばれ、手作業で糸をくくって作り出された子鹿の斑点のような柄です。そんな絞り染めを全体に施した着物は、総絞りと呼ばれ高級品として知られています。七五三という特別な日にふさわしい品のある仕上がりとなります。また被布には「手毬」の文様が細かな刺繍で描かれています。古くから女の子にとって身近な遊び道具であった「手毬」。魔除けのお守りとして嫁入り道具としていた地域もあるほど大切にされました。手毬のように物事が丸く収まり、女の子の人生が幸せなものでありますようにという願いが込められています。3歳までの成長に感謝し、これからの人生も幸せなものであるように願う気持ちが込められた心温まる雰囲気の1着です。