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子供が美しく成長してほしい―女の子のママなら誰もが思う親心でしょう。そんなママの心を体現するかのような七五三のお着物と被布着です。お着物は、シンプルで鮮やかな朱色がかえって目を引きます。重ね衿と裾線にはさりげなく鹿の子文様をあしらい、可愛いらしさと高級感を演出しています。優しいピンク色の被布着は道行のような形をした被布コートとなっています。様々な草木の柄が描かれていますが、目に留まるのは、桜と紅葉の柄、“桜楓文”です。桜は、ほぼ一斉に美しい花を咲かせることから豊かさや繁栄の意味が込められており、和服の柄でも大変人気のある美しい文様です。紅葉（楓）は季節によって様々な色に彩られる風情ある草木として、季節感を大切にする着物の世界では重宝されている文様です。春と秋を代表する美しいものを合わせたら、さらに美しいものができあがるのではないだろうか？そんな日本人の美意識の高さから生まれた文様が、春の桜、秋の楓を組み合わせた桜楓文です。お子様には、艶やかな朱いお着物と、より美しい文様に彩られた被布コートを合わせて、そして素敵な笑顔になってもらってください。きっと七五三のお祝いに駆け付けた人々の視線を、釘づけにしてしまいます。