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お着物の「紫」は古来より高貴な色として聖徳太子の時代冠位十二階での最高位の色でした。 今では気品や艶やかさ、優雅さを象徴する色になっています。 地模様の「紗綾形（さやがた）」は、「卍（まんじ）」と言う漢字を斜めにし連続してつなげた文様です。「卍」の意味は、「宇宙」「無限」、たえることがなく長く続くとされ、「家の繁栄」「長寿」の願いを込めたと言われています。 「忍耐」や「美」を表す“梅の花”は、「美しく力強く育って欲しい」との願いがこもっています。 ともに描かれている“束ね熨斗”は「人々の絆で結ばれ、多くの人に愛されますように」との思いが込められています。 お着物に羽織る「被布（ひふ）」には、縁起が良いとされる無限を意味する「花丸文（はなまるもん）」が金刺繍にて仕上がっております。 その中には、「末永く育って欲しい」と願う“亀甲文様”、五穀豊穣の神が宿り、豊かさの象徴である“桜文（さくらもん）”が描かれております。 被布の胸元には、桜文をかたどった綿入りのお飾りがついておりお子様の可愛らしさを引き立ててくれます。ピンクの地色と赤の絞り柄がとてもチャーミングで晴れの日をご家族の皆様と楽しく過ごせることでしょう。