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抑えめの色調ながらメリハリのある幾何学文様でハツラツとした印象を与えています。モダンな幾何学文様は実は伝統的な吉祥文様なんですよ。吉祥の印である卍（まんじ）を限りなく繋げた紗綾形（さやがた）、成長が早くまっすぐに大きくなる麻葉、途切れることなく続く市松文様には繁栄という意味が込められています。絵柄として描かれているのは鶴亀と松竹梅です。鶴亀は寿命が長いことから長寿、松竹梅は寒い冬に耐えて葉や花を付けることから困難に打ち勝つという意味があります。それぞれが円状にまとまって描かれているのはそれが「終りなく続く様子」を表現しているからなんですよ。元気いっぱいでにぎやかな羽織に合わせて袴には絢爛なゴールドをコーディネートいたしました。中に着る着物には落ち着きのある苔色を合わせて全体の調和を取っています。メリハリのあるはっきりとした色使いなので、元気いっぱいに日に焼けてしまったお子さまの肌にもぴったりですよ。ハツラツとした笑顔をそのまま写真に残しちゃいましょう。伝統を守りながら個性を主張する豪華絢爛なお着物です。