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左右の身頃で使用する布地を変える片身替り（かたみがわり）仕立てで仕上げられたお着物です。ユニークなこのデザインは実は安土桃山時代に流行した伝統のある手法なんですよ。一度に複数の文様を楽しめる欲張りなデザインは誰よりも目立つこと間違いなしですね。左身頃には最強の神獣である龍と、龍の住みかとされる雲が描かれています。龍は古くから現代にいたるまで人気の高い定番の絵柄です。カッコいいことが大好きな男の子のハートを鷲掴みしちゃいますよ。右身頃には小槌や分銅、丁子（ちょうじ）、勾玉といったおめでたい吉祥文様が描かれています。それぞれに富や長寿、厄除けなどの意味があります。龍に比べると分かりやすいカッコよさはありませんが、お子さまの祝福された将来を祈るために欠かせない大切な文様です。強くたくましく成長して欲しいという願いが込められたこのお着物は5歳の男の子の成長のお祝いにぴったりですね。羽織の色彩を最大限に生かすために着物と袴もキリリとしたモノトーンのものをコーディネートいたしました。白と黒のハッキリとしたコントラストが美しいので端正なお顔立ちのお子さまにも、あどけなさが残るお子さまにもお似合いになります。個性と伝統が両立するこのお着物なら大人も子供もみんなが満足する七五三になります。