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ラメグレーのグラデーションがきらびやかな3歳男児アンサンブル。羽織の色と袴のグリーンがとても落ち着いた印象です。羽織に描かれている“打ち出の小づち”は、語り継がれている「一寸法師」物語で有名ですよね。打ち出の小づちを振ると体が大きくなります。その意味合いを込めて子供さんが「大きくたくましく育って欲しい」との願いが込められています。また打ち出の小づちは振ることで宝物を出すため、「豊かさ」も象徴していますね。羽織のお背中に描かれている“鷹（たか）”は、とても賢く狙った獲物は例え小さくても見逃しません。鋭い爪は捕まえた獲物は決して離さないのです。そんな意味あいがあり「生涯過ごす中で世間を見渡し、幸運や幸せをつかんで欲しい」との願いが込められています。鷹と共に目を引く波は、岩や地形を変えるほどの力を持つことから「力強さ」を表しています。中心に描かれている“纏（まとい）”は、その昔火事が起きた時火消しの先導役の人が持って火所を知らせるものとして用いられていました。纏（まとい）は、皆の先頭にたつリーダー的存在です。子供さんが将来大きくなった時「世の中を率いる大きな人物になって欲しい」との願いが込められているのでしょうね。