注文

ダイナミックに描かれている“波文様”が印象的な3歳男児アンサンブル。何度も押し寄せる波が岩や地形をも変えることから、強い意志を持ちあきらめずに何度もチャレンジする“不屈不撓（ふくつふとう）の精神を願う柄とされています。お背中には、「これぞ日本一！」を思わせる日本を代表する“富士山”が描かれており、日本をまたにして活躍して欲しい親心を表現しています。寶船（たからぶね）には、一生ものに困らないようにと金銀財宝がたくさん積んであります。子孫繁栄や人々と協力して生きて欲しいとされる“珊瑚”、財宝を生み出すとされる“打ち出の小づち”など生涯必要とされる持ち物をのせた寶船は、男の子の人生の航海に必要なものですね。袴には、菱形（ひしがた）と言われる文様がほどこしてあります。菱（ひし）はもともと食用としての食べ物でした。蒸かして食べていた実の形が“ひしがた”をしていたことから“菱形（ひしがた）”と名付けられたと言われています。菱（ひし）は水郷地域での子供たちのお菓子として食べられており、太陽の光を浴びて成長繁茂する繁栄のシンボルとして長年用いられてきました。豊かさの象徴でもあり生涯物に困らず生きて欲しいとの親心がこもっています。