古くより京の都は古都として様々な名所があり、訪れてみたい場所でした。上品で古き良き趣がある憧れの地を着物の柄として描いたものが「京名所」の文様です。こちらの黒留袖には、金閣寺の景色が描かれています。上品な金彩使いにより、ギラギラと派手にはならず、品格を感じさせる仕上がりとなっています。「松」や「紅葉」など古くから日本人に馴染みの深い植物も描かれ、古都・京都の穏やかで優しい魅力が感じられます。「松」はおめでたい意味を持つ吉祥文様です。季節を問わず、緑を絶やさないことから繁栄を意味しています。金閣寺の神々しく輝く姿を気品溢れる色彩で表現したシックな仕上がりが魅力の1着です。