明るい未来を感じさせる古典的なおめでたい文様が美しい景色を作り出しています。まず目にとまるのは、大きな羽を広げた2羽の「鶴」。古くから品格のある文様としておめでたい席に使われてきた「鶴」はその上品で華麗な飛び姿が美しく、良いことが起きる前兆を表します。また一度夫婦となった相手と一生を共にすることから、夫婦円満の意味も持ちます。2羽が並んで飛ぶ姿は、まさに寄り添いながら二人で未来に向かってるかのよう。その周りでは草花と穏やかな水の流れが見守っています。縁起の良い文様としてよく知られた「松」は繁栄や健康長寿を表す吉祥文様です。1年中緑を絶やさないことから、古くからおめでたいとして大切にされてきました。こちらの黒留袖には松葉1本1本が金色で丁寧に描かれてより、繊細で立体感のある雰囲気に仕上がっています。丸く可愛らしい「菊」も長寿や厄除けを意味しており、お祝いに席にふさわしい文様です。優しく穏やかに流れるように描かれている「流水」には、その水の流れのように永遠の人生、永遠の幸せがありますようにという願いが込められています。それぞれの文様にお祝いのメッセージが込められているような、優しさ溢れる1着です。