シックに描かれた夫婦鶴が美しく印象的な一着。江戸時代に活躍した絵師「尾形光琳」が代表的な「琳派」は江戸時代に描かれたにも関わらず、デザイン性の高く、現代んも通ずる「かわいらしさ」、「華やかさ」、「親しみやすさが」あることから非常に人気があります。こちらのお着物に描かれている鶴は光琳派の画風を受け継ぎ描かれており、大変に美しく、深みのある色合いもシックで素敵です。天を仰ぐように描かれた夫婦鶴は「夫婦円満」の象徴として描かれています。鶴は“つがい”になると生涯相手を変えないといわれています。そのことから、いつまでも仲睦まじい夫婦でいられるようにという意味が込められています。後身に描かれている梅は鶴と同様、縁起の良い吉祥文様です。梅はまだ寒さが残る初春の頃に、咲き始めることから、忍耐や辛抱強さを意味します。そのことから「母」というイメージもあるそうです。大人の女性が着るお着物にはふさわしい絵柄ということですね。美しい夫婦鶴のように凛とした佇まいを演出できる一着でしょう。