優美な曲線が美しく華やかな姿が「ユリの女王」といわれる“カサブランカ”。ほかのどんな花よりノーブルな輝きを放ち「誇り高い美しさ」を放っています。華やかな中にも神秘性や幻想的な雰囲気を併せ持つ魅力的なお花です。カサブランカは「永遠の絆」や「結合」を意味する“愛の花”でもあり、特別なお祝い事の場には大変ふさわしい花と言えるでしょう。ともに描かれているカラーは、柔らかな花姿と凛とした立ち姿から広く女性に愛されています。もちろん「愛情」という花言葉を持っています。真っ白な白炎苞（はくえんほう）は花びらのようですが実は葉のようです。肝心の花は中心の棒状の部分なのですね。くるりとした形がとてもやさしく印象的ですね。修道女のつけている襟（カラー）に似ていることからその名になったと言われています。ひそかに描かれているユリの花は、マドンナリリーと呼ばれ、聖母マリアを象徴する花です。「純潔」のシンボルとされ花言葉の由来とされています。手描き友禅の宮崎玄祥の手にかかれば、生き生きとした花々が金箔を施した宇宙を舞うブーケのように愛情深く描かれています。カサブランカを始め花々の優雅な香りが漂ってきそうな作品になっています。