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地色が裾に向かってグラデーションしていくデザインになっており、まるで夕日の中を鶴が飛んでいる景色を表したよう。上半身の赤い地色は、花嫁さんのお顔周りを明るく元気に見せてくれ、裾の濃い色味は大人っぽいシックな印象を与えます。そんなメリハリある雰囲気が個性的ですが、伝統的な古典文様を描くことにより、正統派の美しさも兼ね備えています。「鶴」は、日本を代表する鳥であり、古くから日本人はその優雅な姿が尊いものであると考えていました。延命長寿、夫婦円満を意味するので、婚礼の席には特に欠かせない文様です。また背中に大きく描かれた大輪の花は、気品を表すとされる「牡丹」。ピンクのキラキラとした色味でその美しさが表現されています。裾の方には暗闇の中に描かれる「波」。穏やかな流れから激しい大海原まで、「波」は様々に姿を変えます。人生には様々な出来事が起こるが、穏やかに幸せに暮らして欲しいという願いがこめられます。オリジナリティあるデザインに美しい伝統文様が華を添える、モダンな要素も持った1着です。