四季折々の正統派古典柄の花々が美しい色留袖。季節の花々がお祝いの儀に華やかさをそそいでいます。中央に位置し目をひく「ユリの花」。キリスト教では聖母マリアに捧げられたことから「マドンナリリー」と言われ、「純真」や「威厳」を意味しています。風に揺れる姿が美しいことから女性の歩く姿にも例えられていますね。ユリと共に描かれている「コスモス」は、星がきれいに並ぶ宇宙の事を「COSMOS」といい「調和」や「秩序」を意味しています。また「二枚の羽根状の美しい物」として花びらが整然と並ぶ姿を「宇宙」や「世界」とも言います。そのほか「乙女の純真」や「美麗」など素敵な意味が込められています。長寿の象徴である「菊の花」は、心身を安定したりすることから妙薬として薬草として使用したり食用として使用されたりしています。花びらが丸く咲くことから太陽をイメージし花の中でも最も位の高い花とされています。皇家の紋章としても有名ですね。平安時代より人々に愛されてきた「桜の花」は五穀豊穣の神が宿る木とされ「豊かさ」や「新しい門出」を意味しおめでたい行事には好まれて使用されています。四季折々の花々が咲き誇る美しい色留袖は香り漂う装いを演出してくれることでしょう。