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山吹色（やまぶきいろ）の地色にときめく絵柄が可愛い小振袖、緑のグラデーションの袴と共にチャーミングな装いです。山吹色は山吹の花のような鮮やかな赤みを帯びた黄色のことで平安時代より用いられてきた伝統ある和色です。そんな明るい山吹色に可愛らしい絵柄が描かれています。
コロンと丸く音が印象的な「鈴」は獣や魔物などの敵を追い払うお守りの意味もあると同時に味方や神を呼び寄せる神聖なものでもあります。可愛らしいフォルムも人気ですし楽器として涼やかな音を楽しみ利用してきた日本人の心とも言えますね。
そんな鈴の周りには「五穀豊穣の神」が宿るとされる桜の花が描かれています。それらの模様を引き締めている「市松模様」は四角い模様が途切れることなく続くことから「繁栄」の意味を持っています。今では「チェック柄」として親しまれていますね。
鈴や桜とともに描かれている「組紐（くみひも）」は結び方により意味があり、「無病息災」や「魔除け」の意味が込められており、縁起の良いものとされています。