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落ち着いた濃い色の地色に満開の花が咲き誇る小振袖、晴れの日を心から祝福しているようです。
素晴らしい枝ぶりの胡蝶蘭、左右対称に咲き開く花びらから「完全なる美」と言う花言葉を持っています。また開いた花びらがひらひらと蝶の舞う姿に見えることから「幸福が飛んでくる」とされお祝い事にはプレゼントとしても大変好まれていますね。その他の花言葉には「清純」や「子孫繁栄」」など縁起の良い意味が多いです。西洋では「あなたを愛します」や「陽気」と言う意味もあるそうですよ。
胡蝶蘭と共に描かれているひときわ大きな「牡丹の花」は「幸福」「富貴（ふき）」「高貴」を意味しており古来より花の中でも「王」と言われているそうです。小さな可愛らしいつぼみからシルクのような幾重にも重なった花びらを咲かせる牡丹の花から王者のような「風格」を感じ取ったのでしょうね。
素晴らしい花々の背景には風や雪に強い「松」が描かれています。厳寒や酷暑にも耐え、年間を通して葉が緑色をしていることから「長寿延命」の意味を持っています。落ち着いた袴をコーデすることで花々の美しさが引き立つ卒業袴です。