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競技カルタに没頭しながら成長する少女の青春を描く「ちはやふる」と伝承調和をつなぐ「ジャパンスタイル」の小振袖と袴が完成しました。元気で活発な女の子が漫画の世界から飛び出してきたような明るいスタイル。見るものでさえ元気をもらえそうです。
そんな元気をもらえる小振袖には、伝統ある絵柄が描かれています。大きく大輪の花を咲かせている菊の花は、長寿の象徴であるほか、無病息災や邪気祓いなどとても良い意味が込められています。鎌倉時代後鳥羽上皇がことのほか菊を愛し身の回りのものに菊の装飾を施したそう。それにより菊花紋章（十六弁八重表菊紋）として今でも天皇家や皇家の紋章になったそうですよ。
菊の花のほか楓が描かれています。楓は季節により色を変えることから「人々を喜ばせ世渡りがうまくなり幸せになれる」とされています。そのほか新しい門出には必ず用いられる桜の花。「五穀豊穣の神」が宿るとされ「豊かさ」の意味が込められています。お袖にはかるたの歌を詠っている紫式部なる人物が描かれていますね。ちはやふるの世界観を忘れず伝統ある絵柄スタイルをもつ卒業袴は良き日をステキに装うことが出来るでしょう。