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お振袖の中で、赤系は常に人気の高いカラーです。こちらは、少し深めの赤で、大人っぽくてとても落ち着いた魅力があります。柄も極めてクラシカルで、伝統的なデザインになっています。メインテーマは、「牡丹と宝尽くし」。牡丹の花の他にも、菊や橘、桜、松竹梅など、昔からおめでたいとされてきた“植物文様”がふんだんに描かれています。こういった伝統文様はご年配の方からも受けがいいので、おじいちゃんおばあちゃんからも一層喜ばれるかも。お友達の結婚式などに参列する場合にも、おすすめです。それから、袖や裾の方など、細かい柄がちりばめられているのですが、それがもう一つのテーマの「宝尽くし」です。昔の人が、宝物と考えて大切にしてきた道具などを文様にしたものなのですが、よく見るとこれが結構面白いんですよ。打ち出の小槌とか、分銅とか、丁子（ちょうじ、クローブというスパイス）とか。スパイスが宝物？って思っちゃいますが、当時は貴重品だったため、着物の柄になったんですね。物を大切にする日本人ならではの考え方かもしれません。「吉澤の友禅」は、創業120余年の老舗メーカー「吉澤織物株式会社」さんのブランドです。着物専門雑誌にも、よく掲載されている、信頼のメーカーさんだから、安心してお召しいただけます。