ここ数年で、人気がググッと高まっている水色のお振袖。微妙な色の違いで、印象がガラリと変わってきます。こちらの水色はパステル調なので、可愛らしい仕上がりに。柄の大きさでも、可愛らしさを演出することができます。よく見てみると、細かい文様が色々と描きこまれていて、とっても楽しいイメージ。全体的に明るい色で染めることで、愛らしさと華やかさが更に際立ちます。古典調だけど色使いは新しい、“新古典”といったイメージかな。このお振袖に描かれている檜扇（ひおうぎ）は、貴族の女性の持ち物でした。イメージしやすいところで言うと、“お雛様”です。手にかわいらしい扇をもっているのが思い浮かびますか？雅な人たちの持ち物は、イコール雅なもの。もつことの出来ない憧れのものをお振袖の文様に描いて、将来金銭的にも困ることのないようにと、願いを込めたそうです。可愛い見た目の一方、しっかりと着る人の幸せを願う祈りに溢れる、オススメのお振袖です。