心奪われる赤のかすりに、ポップな大輪の梅を幾輪も配した振袖は20代の今だからこそ着こなせるカワイイお着物です。赤は、風水では火の属性を持つことから、強いパワーを持つ色なのだそう。加えて、厄除けの意味も。そのせいなのか、成人式で選ばれる振袖では定番の色のひとつになっています。赤かすりの上で咲く大輪の梅は、格調高いお着物に使われて来た花柄。平安時代の貴族にも愛された、寿ぎの柄です。大胆にデフォルメされていますが、花びらが金彩でふちどられ、豪華な感じも出ています。梅の花と花の間の丸いドットも、キュートです。この振袖には、シックな幾何学模様の帯を合わせました。辛口のテイストが、ガーリーな雰囲気を大人っぽく引き締めてくれます。