グレーと紫の不思議な世界に引き込まれるようなオリジナリティ溢れるデザインが目に留まるこちらの1着。中心に「牡丹」が大きく描かれ、華やかな仕上がりになっています。「牡丹」はその大輪で可愛らしく咲く姿から、古来より「百花の王」と呼ばれ愛されてきました。その姿に「気品」を重ね、着物の文様としては中世より使われている歴史の長い古典文様の一種です。金彩も使いさらに華やかに仕上げています。その周りにはイラスト風で色使いや柄も個性的な「雲」が描かれていますが、「雲」にも昔ながらの意味があります。天候は昔の人の生活を大きく左右してきました。そのため雨を降らす「雲」には神の力が宿っていると信じられ、お祝いの着物に描かれることの多い縁起の良い文様なんです。そんな古典的な意味を持つ文様を、シックな色味とモダンなグラデーション・配置でカッコ良く仕上げたこちらの晴れ着は可愛らしすぎる雰囲気の着物が苦手な方にも、オリジナリティを求める方にもお勧めできるクール可愛い振袖です。