黒地に花いっぱいの、華やかなお振袖です。黒はクールなイメージになりやすいのですが、こちらのお振袖はピンクが強調されて、クールさが和らいで、可愛さが全面に出る感じ。しかも、ピンクも一種類ではないので、深みとか奥行きとかそんな要素がプラスされて、全体的にオトナっぽい印象が作れます。いわゆる、オーソドックスな着物というよりは、トレンドのデザイン。新しい着物の世界が開かれた感じがして、お振袖をはじめ、あまり着物に馴染みがない方にも、お召しいただきやすいかもしれません。大きく美しく描かれている、バラや蘭などの洋花は、咲き方が艶やかで上品な派手さがあって、着物の柄としても人気があります。満開に描かれているのは、“今が見頃花盛り”という意味で、ハタチという今この瞬間の弾けるような美しさにぴったりだから。花の後ろに見え隠れするジュエリーのような模様も、全体をより豪華に見せてくれて、どこかエキゾチックな雰囲気もあります。ラメ入りの刺繍も、必見です！