七五三は、日本で古くから伝わるお子さまのお祝い行事です。七五三と聞いても、「具体的に何をするのか分からない」という方も多いかもしれません。七五三を正しく理解することで、子どもの健やかな成長を願う日本の伝統や文化に触れることができます。
この記事では七五三のお祝いの時期や当日の流れなどを詳しく紹介しながら、七五三の行事について解説いたします。七五三の基礎知識をしっかり学ぶことで、大切なお子さまの成長を祝福する素敵な体験ができるでしょう。
七五三は何をお祝いする行事?
七五三は、お子さまの健やかな成長をお祈りし、これまでの無事な育ちに感謝する素敵な行事です。その起源は諸説ありますが、平安時代に宮中で行われていた3つの儀式が元になっていると言われています。小さな子供は亡くなることも多かった時代で、子供が健康に大人に成長するということは、とても幸運なことでした。古くから伝わるこの行事は、大切な子どもたちの未来に幸福と繁栄を願う美しい文化なんです。
七五三の起源となった儀式
■3歳頃「髪置(かみおき)の儀」
平安時代頃は「頭を清潔に保つことで病気を防ぎ、健康な髪が生えてくる」と信じられていました。
男の子も女の子も生後間もなく髪を剃る風習でした。
それまで剃っていた髪を伸ばし始める儀式です。
■5歳頃「袴着(はかまぎ)の儀」
当時の正装である袴を初めて着せる儀式で、江戸時代頃から男の子の行事になりました。
■7歳頃「帯解(おびとき)の儀」
女の子がそれまで使っていた付け紐を外して、大人と同じ幅広の帯を締める儀式です。
七五三は何歳?
七五三は、名前の通り、7歳・3歳・5歳のお子さまをお祝いする素敵な行事です。ただし、性別や数え年と満年齢の違いによって、「実際に何歳のときに行えばいいのかな?」と悩む人も多いのでは。ここでは、七五三をお祝いする年齢について紹介します。
■男の子と女の子の違い
男の子と女の子では、お祝いする年齢が違ってきます。七五三の起源とされる儀式では、3歳くらいの時に男の子も女の子も「髪置(かみおき)の義」として髪を伸ばし、5歳くらいになると男の子が「袴着(はかまぎ)の儀」で袴を着始めました。そして、7歳くらいになると女の子が「帯解(おびとき)の儀」で帯を締め始めました。そこから、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするようになりました。
■地域や家庭による違い
七五三は日本全国で広く行われる行事だけど、地域によってはお祝いする年齢が異なる場合もあるようです。男の子の場合、西日本では3歳と5歳で2回、東日本では5歳くらいに1回だけお祝いすることが一般的です。その他にも、地域やご家庭によってさまざまな考え方があります。気になる人は、地域の風習に詳しい人や神社に確認してみましょう。
■数え年と満年齢の違い
昔は数え年で行うのが一般的でしたが、今は満年齢でお祝いしても問題ないとされるようになりました。数え年は、生まれた日を1歳と数えて、1月1日が来ると1つ年をとるっていう数え方です。一方、満年齢は、生まれた時を0歳とし、誕生日が来るたびに1つ年をとるっていう数え方です。もし兄弟で一緒に七五三を行う場合、片方は数え年、もう片方は満年齢でも大丈夫です。
それぞれの地域やご家庭の状況に合わせて、自由に選んで問題ありません。
七五三はいつ?
七五三の公式な日は11月15日とされています。江戸時代には、徳川家の将軍が体の弱い息子の健康を祈るためにちょうどその日を選んだという説や、七・五・三を足してちょうど15になることから、その日が定められたという説もあります。
しかし、現代では日付にとらわれず、柔軟なスケジュール調整が増えています。特に秋の土日は神社が混雑する傾向があるため、時期をずらしたり平日にゆったりとお参りすることもおすすめです。
ご家族で大切な時間を過ごすために、日程や時間帯を工夫してみてください。厳かな祝福の雰囲気を楽しみながら、お子さまの成長を心から祝福しましょう。
七五三は何をするの?
七五三の準備を始める前に、当日の基本的な進行を把握しておくと良いでしょう。最近は、多くの家庭で柔軟なスタイルでお祝いされており、明確なルールは存在しませんが、一般的な流れを知ることは重要です。そこで、七五三のお祝いの一般的な内容をご紹介しましょう。
■神社への参拝
古くからのしきたりでは、赤ちゃんが住んでいる土地の守り神・氏神(うじがみ)様がまつられた神社にお参りするのが一般的ですが、厳密に氏神様でなくてはいけないわけではありません。 最近では、自分たちの住む地域とは別の有名な神社や、特別な思い入れのある神社を選ぶご家族も増えてきています。さらに、神社だけでなくお寺で七五三のご祈祷を受けるケースもあるようです。参拝する場所の選び方は家族によってさまざまとなりました。小さなお子さんが無理なく参加できるように、自宅からの距離や思い入れのある神社などを調べて、家族で決めるといいでしょう。
■記念写真
最近では、撮影をメインにして家族全員でお祝いするのがトレンドのようです。平日は学校や仕事の関係でなかなか参拝が難しいので、特定の日にこだわらず、天候や季節の花などに配慮したりして、自由なタイミングで行われることが多くなっています。
■食事会
参拝や素敵な写真を撮った後には、家族でレストランや料亭で美味しい食事を楽しむのがポピュラーです。外食だけじゃなく、自宅で特別なお祝いメニューを準備したり、お祝い膳の宅配サービスなどを利用したりする人も多いです。
七五三参りでは何をする?
七五三のお参り当日の一般的な流れを把握して、スムーズに参拝するコツをつかんでみましょう。七五三は伝統的な行事なので、基本的なマナーを心得ることが大事です。さあ、ここからは七五三のお参り当日のスケジュールやマナーについて紹介していきますので、一緒にしきたりを学んでいきましょう。
■ご祈祷を受ける
必ずしも必要ではありませんが、丁寧な参拝の一環として、ご祈祷を受ける方も多くいらっしゃいます。ご祈祷の流れをざっくりとご紹介します。ただし、これは一般的な流れであり、個々の神社によっても異なることがありますので、ご参考程度にご覧ください。参拝の流れを楽しみながら進めると、より思い出深い七五三の日になることでしょう。
1.まずは拝殿へ。ここでお祓いを受けましょう。気持ちを清める大切な瞬間です。
2.神主さんが祝詞を読まれるので、お子さまの健やかな成長を祈りながら、神様への感謝の気持ちを込めましょう。
3.次に、特別な意味を持つ「玉串」というものを奉納します。これは榊の枝に結びつけられた紙垂が特徴です。思いを込めてお供えしましょう。
4.最後に、みんなで一礼。ご祈祷はこれで終了です。参拝の経験をしっかり心に刻みましょう。
ご祈祷料については、「初穂料」「玉串料」と呼ばれるものがあります。一般的な相場は神社によって異なりますが、5,000円から1万円程度を目安に考えておくと良いでしょう。
水引が紅白で蝶結びののし袋を用意しましょう。その中に、新札またはきれいなお札を入れるようにしましょう。
■お参りをする
ご祈祷の前後に、神様にお参りをしてお賽銭を入れましょう。気持ちを込めて丁寧に参拝し、神様への敬意と感謝の気持ちを示しましょう。
神社では「二礼二拍手一礼」という基本の参拝方法があります。神前で2回深いお辞儀を行いましょう。その後、胸の高さで2回手を拍手し、感謝の気持ちを込めてお祈りをします。最後に、もう一度深いお辞儀をして参拝を終えます。
お寺では「二礼二拍手一礼」ではなく、手を合わせてお祈りし、一礼するのが一般的なマナーです。
■絵馬やおみくじ
ご祈祷やお参りを終えた後は、楽しい思い出を作りましょう。絵馬を書いたりおみくじを引いたりすることで、特別な瞬間をより一層豊かに彩りましょう。三の基本情報についてご紹介しましたが、実はそれにはあまり知られていない背景や歴史がありました。子供たちの健やかな成長を願う家族の思いが込められた行事だとわかりました。
まとめ
七五三の起源や年齢、男女の違い、そして日にちについても参考にしていただければと思います。そうすることで、より特別な七五三の思い出をご家族皆さんで作り上げることができるでしょう。
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