七五三初穂料の完全ガイド:金額、マナー、渡し方の全て│ 着物ライフスタイル

七五三の初穂料について、金額やマナー、渡し方まで徹底解説します。
お子様の大切な行事を成功させるために知っておくべき情報を網羅。初めてのパパやママでも安心して準備できる完全ガイドです。

目次

七五三の初穂料について

七五三の初穂料(はつほりょう)は、七五三を迎える子どもたちが神社にお詣りする際に、神様への感謝を示し、祈祷(きとう)を受けるために納めるお金のことです。
初穂料の意味は、子どもたちの健康を願い、神主による祈祷の際にその感謝の気持ちとしてお渡しするものです。
これにより、子どもたちの健やかな成長が神様に守られると信じられています。

「初穂」とは、その年に初めて収穫される稲穂のことを指します。
初穂料の由来は、豊作を祈り、感謝の気持ちを込めて米や野菜、魚などの初物を神前に捧げる古くからの風習にあります。
秋の実り豊かな季節に初物を神様に奉納することで、豊作や感謝の意を表してきた伝統が、七五三の初穂料にも引き継がれているのです。
初穂料を納める際の書き方は、のし袋に「初穂料」と表書きし、子どもの名前や家族の名前を記入します。
このようにして、七五三の初穂料は、子どもたちの健やかな成長を願う親の気持ちを込めた大切な儀式の一部となります。

初穂料と玉串料の違いについて

玉串料(たまぐしりょう)も初穂料と同様に、神社で祈祷を受ける際に必要な金銭です。
玉串とは、榊の枝に紙垂(しで)や麻を付けたもので、神様に捧げるものです。
しかし、玉串を用意するのが難しい場合が多いため、その代わりにお金を納めます。
初穂料と玉串料は同じ用途で使われますが、その違いは使用される場面にあります。
初穂料は主にお祝い事に使われるのに対し、玉串料はお祝い事だけでなく、神道のお葬式などの厳粛な場面でも使用されます。
そのため、七五三の祈祷の際には「初穂料」と書いてお渡しするのが適切です。
このように、初穂料と玉串料には使い分けがあるため、用途に応じて正しく使用することが重要です。
七五三を迎える子どもたちの健やかな成長を祈るために、初穂料の意味とマナーを理解しておくと安心です。

七五三の初穂料の納め方について

七五三の初穂料を納める際には、いくつかの手順があります。
これを知っておくと、当日安心して祈祷を受けることができます。
以下に、具体的な手順を紹介します。

  • 神社に到着
    まず、社務所または授与所に向かいましょう。
  • 初穂料の納付
    所定の場所で初穂料を納めます。
  • 用紙の記入
    案内された用紙に必要事項を記入します。
  • 祈願内容の記載
    ご祈願の内容を記入し、申込みを完了させます。

この手順を踏むことで、七五三の祈祷が安心して進められます。

七五三の初穂料の相場について

初穂料の金額は地域や神社、お寺によって異なりますが、一般的には以下のような相場が参考になります。

初穂料が明記されていない場合
一般的な相場5,000円~10,000円
地域の小規模な神社やお寺
5,000円


大規模な神社な神社やお寺
10,000円
大きな神社や有名神社10,000円~20,000円
特別な祈祷をお願いする場合20,000円以上

これらの料金は目安であり、地域によって金額の差があるため、事前に神社に問い合わせて確認するのが安心です。
初穂料については、神社によっては料金表が明確に示されている場合があります。
料金表は、神社内の掲示板や公式ウェブサイトに掲載されていることが多いです。
七五三の参拝における初穂料は、子どもの健康と成長を願う重要な儀式の一部ですので、心を込めて準備しましょう。

七五三の初穂料の調べ方について

事前に神社での初穂料を確認しておきたい時の調べ方をご紹介します。

ネットで検索

スマホやパソコンから「〇〇神社 七五三 初穂料」と検索すると、初穂料の金額がわかります。
特に大きな神社はご祈祷の案内ページや口コミで確認できます。

電話で問い合わせ

初穂料がわからない場合は、直接神社に電話をかけて確認しましょう。
神社の担当者が丁寧に教えてくれます。

(電話で問い合わせる際に注意すべきポイント)
ご祈祷は神主さんに個別に祈願してもらうもので、初穂料が必要です。
一方、参拝は自分たちで賽銭箱にお賽銭を投げ入れて祈願するもので、通常はお賽銭以外の料金はかかりません。

七五三の初穂料に差が出る理由とは?金額の違いを徹底解説

神社によって、初穂料の5,000円、1万円、3万円といった金額帯に幅がある場合があります。
金額の差がある理由は、ご祈祷内容ではなく、以下のような要因によるもののようです。

お礼の大きさ

初穂料の金額が高いほど、大きな御札を受け取ることができます。

記念品の違い

金額に応じて、おしるしと呼ばれる記念品の内容が変わることがあります。

人数の違い

初穂料の金額により、社殿に上がれる家族の人数が異なる場合があります。

神社ごとに初穂料の内容は異なるため、事前に問い合わせて確認することをおすすめします。

七五三の初穂料は何人分必要?兄弟参拝時の金額と注意点

七五三の参拝を兄弟や姉妹で一緒に行う場合、初穂料の金額はどうなるのでしょうか?
兄弟などで参拝する場合は、人数分の初穂料を用意する必要があります。
例えば、初穂料が1万円の神社なら、一人につき1万円がかかります。兄弟2人で参拝する場合は、2万円を準備しましょう。
神社によっては、兄弟が一緒に参拝する場合、2人目以降の初穂料が割引になることがあります。
事前にホームページや電話で確認しておくと安心です。

七五三の初穂料の包み方ガイド

七五三の初穂料は、現金をそのまま渡すのではなく、のし袋に入れて納めるのが一般的です。
そのため、正しい包み方のマナーを知っておくことが大切です。
ここでは、初穂料を包む際ののし袋の選び方、表書きの書き方、中袋の書き方について詳しく説明します。

初穂料を包むのし袋の正しい選び方と注意点

七五三の初穂料を包む際には、適切なのし袋を選ぶことが重要です。
以下のポイントに注意して選びましょう。

のし袋の選び方

初穂料には、中央に「紅白の蝶結び」が飾られたのし袋を使用します。
蝶結びは何度でも結び直せるため、出産や入学、宮参りなど、何度あっても良いお祝い事にぴったりです。

避けるべきのし袋

「結び切り」や「あわじ結び」の水引が付いたのし袋は避けましょう。
結び切りは一度結ぶと解けない形で、結婚式やお見舞い、弔事など、一度きりで良いとされる行事に使われます。
あわじ結びも同様に、末永い関係を願う意味があり、謝礼や餞別、葬儀などに適しています。

水引の色

水引の色は「紅白」を選びましょう。
赤色は魔除けの意味があり、白色は神聖で穢れがないことを示しています。
水引にはいくつかの種類がありますが、七五三には「蝶結び」が最適です。
蝶結びは何度でも結び直せるため、出産や入学、昇進など、何度あっても良いお祝い事に使用されます。
逆に「結び切り」や「あわじ結び」は一度結ぶと解けない形をしており、結婚祝いや快気祝い、葬儀などの一度きりが望ましい行事に使われます。

七五三の初穂料は白封筒でも大丈夫?緊急時の対処法とマナー

七五三の初穂料を包む際、蝶結びののし袋が用意できなかった場合でも、心配はいりません。
事前にのし袋を用意し忘れた場合は、当日の朝でもコンビニなどで購入できる一般的なお祝い用ののし袋を使いましょう。
もし、適切な種類ののし袋が手に入らない場合でも、郵便番号欄のない和紙などでできた白封筒を使用することができます。
紅白の蝶結びがプリントされた封筒や無地の白封筒も問題ありません。

七五三の初穂料、のし袋が不要な場合も!神社ごとの対応方法

七五三の初穂料を納める際、神社によってはのし袋を使用せず、ご祈祷の申込書と現金を直接受付に差し出す場合もあります。
事前にのし袋を用意している場合は、そのままのし袋で納めても問題ありません。
また、のし袋から現金を出して納めることもできます。
一部の神社では、白封筒の利用を推奨していることがあります。
この場合、郵便番号の枠が印刷されている郵便用の封筒ではなく、まっさらな白封筒を使用してください。
神社によっては特定の種類の袋を指定している場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

七五三の初穂料ののし袋の正しい書き方

初穂料を入れるのし袋には、表書きと中袋、それぞれに正しい書き方があります。
ここでは、初穂料を入れるのし袋の表書き、中袋、封筒の書き方や注意点について解説します。
のし袋は、名前や金額などを書く場所がいくつかあり、それぞれにマナーがあります。
正しい金額の書き方や神社に納める際のマナーについても詳しく説明します。

表書き

のし袋の表書きには「御初穂料」「初穂料」「御玉串料」または「御礼」と書きます。
書き方は地域によって異なる場合があるので、事前に両親や地域の方に相談するのも良いでしょう。
これを筆ペンや毛筆を使って、蝶結びの水引の上に丁寧に書きます。
筆や筆ペンが用意できない場合は、黒い太字のネームペンでも代用可能です。
ただし、できる限り筆ペンを使用するのが望ましいです。
表書きの文字は、できるだけ美しく書くことが大切です。
下には、七五三のご祈祷を受けるお子さまの名前をフルネームで記入します。
親の名前は書かず、子どもの名前だけを記載するようにします。
名前の横にはふりがなを添えると、神主が読みやすくなるため安心です。

兄弟姉妹の場合

一つののし袋に連名で記入します。
年齢順に右から左へと名前を書きます。
三人の場合は、真ん中に二人目の名前が来るように記載します。

お寺での七五三

お寺でご祈祷を行う場合は、のし袋の上部中央に「御布施」と記載します。
お寺での七五三の場合も、事前に確認をしてください。

上包みと中袋

七五三の初穂料を包む際、上包み(のし袋)と中袋と呼ばれる白い封筒がある場合、それぞれに正しい書き方があります。
中袋がある場合とない場合で、書き方が異なります。

中袋がある場合

中袋の表には、中に包む初穂料の金額を記入します。
金額は「金伍仟円」「金壱萬円」など、毛筆や筆ペンで丁寧に書きましょう。
次に、中袋の裏には、郵便番号、住所、お子さまの名前を記入します。
これにより、初穂料の中身が明確になります。
中袋に名前や住所を書く欄が印刷されている場合は、その指示に従うと良いでしょう。

中袋がない場合

中袋がない場合は、のし袋の裏面の左下に金額、郵便番号、住所を記入します。
これも丁寧に書くことで、初穂料を納める際のマナーを守ることができます。

金額の正しい書き方

金額を書く際は、漢数字または大字(だいじ)を使用するのが一般的マナーです。
大字を使うことで、金額の改ざんを防ぐことができるため、正式な場では大字を使用することが望ましいです。 
例えば、五千円の場合は「金五千円」または「金伍仟円」、一万円の場合は「金一万円」または「金壱萬円」と書きます。
これらは縦書きで記入し、「円」は「圓」と書くこともあります。
大字を使用することで、「一万」と記載した場合に縦に一本線を入れて「十万」にするなどの改ざんを防ぐことができます。

中袋の表には、以下のように金額を記入します

五千円の場合:「金伍仟円」または「金五千円」
一万円の場合:「金壱萬円」または「金一万円」
金額を書いた後に「也」をつける必要はありません。

七五三の初穂料は新札で!

七五三の初穂料をのし袋に入れる際には、できれば新札を準備するのがマナーです。
新札が手に入らない場合でも、できるだけきれいなお札を用意しましょう。
これは神様へのお礼として、きれいなお札を使うことが礼儀とされているからです。
のし袋にお札を入れる際は、表面が揃うようにします。肖像のある面が表となり、お札の肖像部分が上にくるように入れるのが正しい方法です。
こうすることで、中身を取り出す際にまず肖像が見えるようになります。
新札は銀行の窓口で「新札」と記入して両替の申込書を提出することで手に入れることができます。
一部の銀行では、ATMでも新札に両替が可能です。
ただし、郵便局では通常、新札への両替は行っていませんので注意してください。

七五三の初穂料を袱紗(ふくさ)に包む

袱紗はもともと、金品などの貴重品をほこりや汚れから守るために使われていた布です。
現在では、相手を敬う気持ちを示すための儀礼の一部として使用されています。
また、のし袋がしわにならないように保護する役割も持っています。
初穂料をのし袋に入れたままバッグに入れると、袋が傷んでしまうことがあります。
袱紗に包むことで、のし袋をきれいな状態に保ち、丁寧な印象を与えることができます。
そのため、のし袋をそのままバッグに入れず、袱紗に包んで持ち歩くのが正しいマナーです。
袱紗に包んで持ち歩くことで、神社で初穂料を渡す際も、丁寧で礼儀正しい印象を与えることができます。
初穂料を渡すまでは、必ずふくさに入れて持ち歩くようにしましょう。

七五三の初穂料を渡すベストタイミングとマナー

七五三の初穂料を渡す際は、注意すべきマナーがあります。
ここからは、初穂料の渡し方やタイミングなどを詳しく解説します。

七五三の初穂料を渡す際には、いくつかのマナーとタイミングに注意する必要があります。
一般的には「祈祷前」に社務所で渡すことが多いですが、祈祷後に受け付ける神社もあります。
渡すタイミングがわからない場合は、参拝する神社のホームページで確認するか、事前に神社に問い合わせて確認しておくと安心です。
初穂料を渡す際の言葉には特に厳密な決まりはありませんが、「お供えください」「お捧げいたします」といった表現が適切です。
祈祷前に受付で「よろしくお願いします」と伝えるのも良いでしょう。

初穂料の渡し方(祈祷前の場合)

用意した初穂料は、神社に到着してご祈祷を依頼するタイミングで渡しましょう。
七五三シーズンには、神社の受付に「七五三のご祈祷申し込みはこちらです」といったお知らせが出ていることが多いです。
神社の窓口で申込書を記入し、予約している旨を伝えます。
バッグから「ふくさ」を取り出します。
ふくさから「のし袋」を取り出し、申込書と一緒にのし袋を手渡します。

七五三の初穂料は誰が払う?

七五三の初穂料は、当日ではなく事前に準備しておくことが大切です。
当日に慌ててのし袋を用意するのは避け、不備がないようにしておきましょう。
着付けや親族との待ち合わせ、ご祈祷の申し込みなど、当日にはやるべきことがたくさんあります。
のし袋の購入、お札の準備、表書きや中袋の記入などはあらかじめ済ませておくと、当日はスムーズに進められます。
七五三の初穂料を誰が払うのかについては、特別な決まりはありません。
一般的にはママやパパが払うことが多いですが、地域によっては祖父母が払うこともあります。
家族内のしきたりや慣習を考慮し、事前に話し合って決めておくと良いでしょう。
当日のご祈祷をスムーズに進めるためにも、支払う人を事前に決めておくことが重要です。

七五三のご祈祷は予約必須?混雑を避けるための事前準備

七五三のご祈祷は、一般的に11月15日に行われますが、この時期は神社が非常に混み合います。
そのため、混雑を避けるために、時期をずらして参拝することをおすすめします。
10月中や11月下旬は台風の心配がなく、気候も穏やかなので、ゆっくりと参拝できます。
七五三のご祈祷をお願いする場合は、事前に予約をすると良いでしょう。
予約がないと、長い時間待たなければならなかったり、場合によっては断られてしまうこともあります。
特に大きな神社では、初穂料を納め、のし袋を用意して申し込みを完了するまでに時間がかかることがあります。
初穂料を納める際には、のし袋に入れて持参するのがマナーです。
のし袋をふくさに包んで持ち歩くと、より丁寧な印象を与えられます。
七五三の参拝日が決まったら、早めに神社に予約を入れておくと安心です。
また、どの神社に参拝するかも重要です。
地域の氏神様にお詣りするのが一般的ですが、有名な神社を選ぶ家庭も増えています。
神社の選定は、親族と相談して決めておくと良いでしょう。
特に11月の七五三シーズンは多くの家族が参拝するため、早めに行動することが必要です。
神社のホームページや電話で事前に確認し、予約が必要かどうかを確認しておきましょう。

七五三を迎える前に確認!初穂料とマナーのまとめ

七五三の初穂料に関する知識をしっかりと押さえておくことで、当日をスムーズに迎えることができます。
初穂料の金額や渡し方、のし袋の準備など、事前に必要なことを確認し、マナーを守って準備を進めましょう。
神社でのご祈祷が滞りなく行われ、素晴らしい七五三の思い出を作るために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
これから七五三を迎えるパパやママが安心して準備を進められることを願っています。

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