訪問着は年齢や結婚の有無に関係なく誰でも楽しめる社交着で、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンに対応できる万能な一着です。
柄やデザインの選び方に迷っている方や、自分にぴったりの訪問着を見つけたい女性のために、2024年の訪問着トレンドを当店の着物人気ランキング形式でご紹介します。この記事を参考にして、華やかで上品な訪問着選びを楽しんでください。
はじめに
「この年代でこの色柄の訪問着を着るのはマナー違反」という固定観念は存在しません。お洋服と同じように、訪問着も着る人の個性や好みによって選ぶことが大切です。
同じ色でも、色の濃淡やトーンはさまざま。この記事では、2024年の最新トレンドや人気の柄、デザインを紹介していますが、「この年代にはこの色しかダメ!」という制約はありません。
訪問着選びに迷っている女性の皆様に、この記事を参考に、あなたの訪問着ライフがより素敵なものになるよう、お手伝いできれば幸いです。
訪問着の基礎知識
訪問着とは
訪問着は、年齢や結婚の有無に関わらず、誰でも着ることができる万能な社交着です。2024年のトレンドを取り入れた最新の訪問着は、伝統的な美しさと現代的なデザインが融合した魅力的なスタイルが特徴です。特に、襟から肩へつながる「絵羽模様」が訪問着の魅力を一層引き立てます。
フォーマルシーンからカジュアルシーンまで幅広く対応できる訪問着は、柄や帯のコーディネートを楽しめる点も大きな魅力。最新のトレンドを押さえて、自分らしいスタイルを見つけたいと考えている女性に、今回の記事でご紹介します。
訪問着の歴史
訪問着は意外にも新しい歴史を持つ着物で、大正時代初期、1910年から1920年頃に誕生しました。当時、日本では純フォーマルな留袖か日常着の小紋の二択しかなく、ドレスかジーンズのような選択肢しかありませんでした。しかし、日常着には洋装を選ぶ人が増え、和装の「お出かけ着」としての需要が高まりました。そこで、現在の三越デパート(当時は三越呉服店)が「訪問着」を打ち出しました。「人の家に訪問をする時に失礼ではない着物」として誕生した訪問着は、お呼ばれやお茶会、観劇などにも着られる便利な存在として瞬く間に人気となりました。
昭和中頃までは家紋を入れた訪問着が多く作られましたが、現在では家紋が省略されることが増えています。紋が一つ入った訪問着は「準礼装」とされ、三つ紋・五つ紋の訪問着は「正礼装」として留袖と同格の高い位置付けとなりますが、三つ紋・五つ紋を作る人は少なくなっています。紋の入らない訪問着は「略礼装」とされ、留袖の簡略化したものと見なされますが、結婚式にも着られ、用途範囲が広い点が魅力です。
訪問着を選ぶ際のポイント
訪問着を着用する際には、場に応じたマナーを守ることが大切です。まず、訪問着には「紋が入ったもの」と「紋のないもの」があり、紋入りの訪問着はより格式が高いとされています。セレモニーなど正式な場では紋入りの訪問着がふさわしく、一方でおしゃれ度の高いパーティやカジュアルなシーンでは紋なしの訪問着が適しています。現代では、紋なしの訪問着の方が幅広いシーンで活用しやすいため、ライフスタイルに合わせた選び方をおすすめします。
また、着物の印象は小物の選び方でも大きく変わります。結婚式や披露宴などのお祝い事では、金糸銀糸が入った格の高い帯やつや感のある草履を選ぶと良いでしょう。逆に、パーティシーンでは訪問着の柄行きに合わせた個性的な小物や、自分の好きな色やモチーフを取り入れることで、オリジナルの装いを楽しむことができます。
訪問着とよく似た着物に「色留袖」や「付下げ」があります。それぞれの特徴を知っておくと、着用シーンに適した選び方ができます。色留袖は肩に模様がなく裾にのみ絵羽模様が施されており、最も格式が高いです。訪問着は肩から袖、裾にかけて流れるような絵羽模様が特徴で、付下げは絵羽模様がなく控えめな印象です。紋の数やお仕立ての方法、帯合わせなどによっても格が変わるため、迷ったときは着物に詳しい方や当日ご一緒される方に相談すると安心です。
訪問着の選び方やマナーを押さえ、特別な日の装いを楽しんでください。自信を持って訪問着を着こなし、最高の笑顔で素敵なひとときを過ごしましょう。
訪問着にお勧めなシーン
訪問着は、留袖と小紋の中間に位置するおでかけ着として誕生した着物です。色柄や紋の有無によって、正礼装から略礼装まで幅広い場面で活躍します。
ここからは、訪問着を楽しめるシーンをいくつかご紹介します。訪問着を選ぶのに迷っている女性に向けて、おすすめのシーンを詳しく解説します。これを参考にして、訪問着選びを楽しみながら、自信を持って着こなせる一枚を見つけてください。
結婚式・披露宴
訪問着を着るシーンとして、結婚式や披露宴が最も思い浮かぶでしょう。結婚式は訪問着を着る絶好の機会です。
新郎新婦の近親者は留袖や振袖を選ぶことが多いですが、親戚や友人、同僚として参加する場合には訪問着が最適です。基本的には紋無しの訪問着で問題ありませんが、既婚者やスピーチや余興などで壇上に上がる場合は、紋有りの訪問着を選ぶとよりフォーマルな印象になります。
地域によっては風習が異なることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
ポイント
結婚式や披露宴にふさわしい訪問着を選ぶ際には、明るく華やかなものを選びましょう。色は白と黒以外のものがおすすめです。白は花嫁の色であり、黒は近しい親族が着る黒留袖とかぶってしまうため、避けるのが無難です。
柄の選び方では、おめでたいモチーフを意識すると良いでしょう。四君子、松竹梅、鶴亀、扇や貝桶のような吉祥文様なら、祝福の気持ちを表現できます。また、訪問着は紋が無くても準礼装として十分ですが、一つ紋が入ったものを着用することで、より格調高い装いになります。
お宮参り・七五三
お宮参りや七五三の付き添いで着物を選ぶ際、最近では訪問着が人気を集めています。これまでは黒留袖が主流でしたが、訪問着の方が柔らかく上品な雰囲気を持ち、古典柄や上品な色合いの訪問着を選ぶことで、フォーマルな場にもふさわしい装いとなります。
フォーマル感を出すためには、礼装らしい帯や足袋と組み合わせると良いでしょう。また、お子さまの産着や七五三の着物の柄や色に合わせたコーディネートも流行しており、統一感があって写真映えもします。
ポイント
子どもが主役の場であるため、控えめなデザインを選ぶのがポイントです。金彩や派手な柄は避け、古典柄や上品な色合いの訪問着をおすすめします。小物や帯も礼装らしく合わせて、お子様の着物とのバランスを考慮して選ぶと、記念撮影で素敵な一枚になります。
入学式・卒業式
訪問着の着用シーンとして、結婚式に次いで入学式や卒業式などの式典もおすすめです。お宮参りや七五三同様、礼装らしい落ち着いた色柄の訪問着を選ぶと、式典にふさわしい装いになります。また、半襟を白ではなく色襟にすることで、結婚式ほどかしこまらない上品な着こなしが可能です。
ポイント
主役である子どもの服装を引き立てるため、控えめで上品な色柄を選ぶのがポイントです。特に淡い色合いや落ち着いた柄がおすすめです。季節感を取り入れたい場合は、桜や紅葉、キキョウなどの四季折々の花をあしらったデザインが良いでしょう。一年を通じて着用できる柄を選ぶことで、コスパも考えられます。訪問着の素材やデザインを見極め、お子さまとの特別な日を華やかに彩りましょう。
お茶会(茶事・初釜等)
お茶会のシーンでは、訪問着の選び方が重要です。特に茶事や初釜といった正式なお茶会には、訪問着がふさわしい装いとなります。一つ紋の入った控えめで古典的なデザインの訪問着を選ぶと、改まった場に相応しい品格を演出できます。
ポイント
訪問着の色や柄は、時期やお茶会の主旨に合わせて選ぶことが大切です。落ち着いた色合いや、季節感を取り入れた絵柄が好まれることが多いため、訪問着選びの参考にしてみてください。お茶会にふさわしい訪問着を着ることで、上品で洗練された印象を与えることができます。
観劇・お食事会・園遊会・祝賀会など
訪問着は、観劇やお食事会、園遊会、祝賀会などのカジュアルからフォーマルまで、幅広いシーンで活躍します。特に、紋のない明るい色柄の訪問着は、親しい方への訪問や同窓会でのカジュアルな装いにぴったりです。また、コンサートやパーティーのような華やかな場でも、訪問着は一層その場を引き立てます。
最近では、紬の訪問着も略礼装として人気があります。個性的な色柄の紬訪問着は、観劇やお食事会などで注目を集めること間違いなしです。さらに、柄つきの長襦袢や色つきの半襟を選ぶことで、多様なコーディネートが楽しめます。訪問着の選び方次第で、どんなシーンでも素敵な装いが叶いますので、ぜひ参考にしてみてください。
年代別 おすすめの訪問着
訪問着は、結婚式、成人式、式典などのフォーマルな場面で多く着用される着物です。しかし、年代に応じたスタイルや選び方があり、どれを選べば良いか迷うこともあるでしょう。そこで、20代から50代の女性に向けて、当店の人気ランキングをご紹介します。手軽に多様なスタイルを楽しむことができます。訪問着選びに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
20代から30代のおすすめ
【一位】mtu_222
【二位】mtu_225
【三位】mtu_95
【四位】mtu_361
30代から40代のおすすめ
【一位】mtu_95
【二位】mtu_222
【三位】mtu_385
【四位】mtu_361
2024年訪問着トレンドランキング:おすすめの4着を紹介
2024年の訪問着トレンドを踏まえ、今年注目の当店人気着物を総合のランキング形式でご紹介します。これから訪問着を選ぶ際の参考に、ぜひご覧ください。上品な古典柄からモダンなデザインまで、幅広いシーンで活躍する訪問着を揃えました。あなたにぴったりの一着が見つかること間違いなしです。
【一位】mtu_222
古き良き文様を、モダンに都会的に着こなす
砥粉色という微かにグレーががった淡いイエローベージュ色の訪問着です。柔らかい深みのある色味なので、上品に着ていただけます。着物の文様は統一感がある色彩で全体に描かれており、まとまりが良くおしゃれな印象を与え、着物上級者のような都会的で洗練された着こなしが出来ます。シックな色味で新しさや都会さを感じるからこそ、古き良きものの良さを再確認出来るのではないでしょうか。控えめで飽きのこない品のある着物は、幸せや良いご縁を伝えたい大切なシーンに華を添えてくれます。
【二位】mtu_95
お祝いの気持ちを装いに。見どころ多い逸品
吉祥文様を贅沢にあしらった訪問着。柔らかな地色は肌映りがよく、上品な雰囲気。日の光がふり注ぐ昼のシーンはもちろん、華やかな夜のパーティにも合う一枚です。大胆に描かれた七宝は、有職文様として知られる格式高い図柄。円と円を重ねていく様子から、人と人との縁や和をイメージさせ、社交の場にぴったり。細やかな鹿子文様で個性を出しているところもポイントです。七宝の円の中にも、菊や橘など縁起のいい文様がいきいきと描かれています。
【三位】mtu_225
色づく頬のようなカラーが上品で可憐な訪問着
見る人も着る人も気持ちがパッと明るくなるような、女性らしくとても華やかで可愛らしい訪問着です。着物地の色は、桜の花びらをイメージさせる「桜色」ほんのり色づいた淡くてピュアなピンクは透明感があり清楚な印象を与えます。そして日本人に古くから愛された代表的な吉祥模様である「桜」が色とりどりの淡いペールカラーで、花が舞うように繊細に描かれています。描かれる文様も万人受けするもので主張が強すぎず、上品で可愛い装いをしていただけるおすすめの一着です。
【四位】msg7_0330
吉祥の草花が咲き乱れ祈りに満ちる訪問着
やさしいピンクの地に、金彩加工で彩られた草花の文様が、華やかでかわいらしい訪問着です。梅や楓の形の中に詰められているのは、それぞれに良い意味を持つという吉祥の草花文様です。例えば、高貴な花である「菊」、忍耐の意味を持つ「梅」、幸せを願う「もみじ」、厄除けを表す「椿」、富貴(ふうき)の象徴である「牡丹(ぼたん)」などが描かれています。さらに、水の流れる様子は、絵柄に動きをあたえ、軽やかにしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。2024年の最新訪問着トレンドをご紹介しましたが、お気に入りの一着は見つかりましたか?
今回のトレンド情報が、少しでもお役に立てれば幸いです。お祝いの席やフォーマルなシーンで自信を持って訪問着を楽しんでいただけるよう、参考にしていただければと思います。
ぜひ、この記事を参考にして、自分にぴったりの訪問着を見つけてください。訪問着を身にまとって、素敵な和の装いをお楽しみくださいね。
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