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このグローバル時代に生を受けた男の子ですから、社会の荒波を乗り越えて、立派な大人になってほしいと願う親御さんも多いことですよね。そんなママのお気持ちに応えたかのような文様が特徴的な羽織袴になります。羽織の地紋は、円をつなげた連続文様の七宝文です。特に光沢のある緑のグラデーションが描かれている箇所は地紋の七宝文がうっすらと浮かび上がり、お着物全体を格調高いものにしてくれます。七宝文は物事が何事も円く収まる・円満になるということから、子孫繁栄・出会いによる良い関係を築き上げるといった意味を持った文様になります。背中には羽を広げた鷹が、今にも飛び立ちそうです。力強い眼で獲物を見定めているさまは、物事の本質を見極める力をもってほしいという願いがこめられています。また獲物を掴む強靭な爪は強運や幸運を決して離さないという意味です。鷹はお子様の健やかな成長や将来の出世につながってほしいという、まさに男の子の大成を願う心を表しているでしょう。鷹の背景には、おめでたいしるしとされる吉祥文様の松竹梅があしらわれています。特に松は、笠松や針松など様々な図案に意匠化されて描かれており、より重厚感や威厳を感じさせます。袴に散りばめられているのは亀甲花菱文です。亀甲は亀の甲羅をデザイン化したもので長寿を意味しています。亀甲の中に優美な花を描いた花菱模様が加わり、袴をより優美な印象に仕上げています。お子様の成長や将来を願うのに相応しい羽織袴です。伝統文様の羽織袴を着たお子様は、ママの眼差しには、とても凛々しい姿に映っていることでしょう。